日本の貯蓄率

かつて日本は、貯蓄好きの国として世界に知られていた。消費に回さず貯蓄してしまう、と貿易摩擦の原因にされたことも。ところが今や昔話である。内閣府が発表した06年度の国民経済計算によると、家計貯蓄率は3.2%と過去最低を記録した。70年代には20%以上も記録、80年代から90年代後半まで 10%以上で推移していたのに、以後急降下。97年の11.4%から10年足らずで3分の1の水準になってしまった。
<以下略>

  家計貯蓄率 家計可処分所得
02年 46 289.7兆円
03年 39 287.2兆円
04年 34 288.4兆円
05年 35 291.7兆円
06年 32 294.4兆円


 R25.jp|家計貯蓄率が10年で3分の1 どうしてこんなことに?

全体の可処分所得が増加しているのに、貯蓄率が減少しているということは、全体として貯蓄より消費や投資にお金が動いているのか、もしくは低所得者層の貯蓄率が低下しているということでしょう。もちろん、かつてよりも個人投資に金が動いていますが、原因の大半は後者にあるのでしょうね。
元の記事を読むと、アメリカの貯蓄率にまで迫る勢いというのだから驚きです。